(株)株式会社サンティ 社長 増渕照二

 初めて小林先生にお会いしたのは、十年程前の事です。私の無二の親友である手芸材料の卸小売業を営んでおられますいわさ株式会社の岩佐社長が、小林先生のご指導を受けており、夜食の折によく呼んでいただきました。
小林先生は、私と正反対でアルコールには非常に弱く、また岩佐さんもあまり強くありません。 私一人酒を飲んで、海外の流通業等いついて雑談を交わしていました。私も38年前からアメリカ流通業の見学し、日本の流通業の草分けと自負しております。アメリカでは流通業の戦略やシステムを勉強し、ヨーロッパを横目で見ながら東南アジアへはバイング等と世界各国500回近くはでかけました。自分ではかなりの情報を持っているつもりです。そしてまた先生とお話をしていても何をいっているのかは十分に理解出来ました。
平成12年の夏であったと思いますが、親友の岩佐さんが突然「もっと儲かる方法を教えようか」と言い出しました。それは「小林先生のご指導を受けることだ」ということでした。小林先生に教えをいただくという様なことは一度も考えたことがなく、私は困惑してしまいましたが、ふと思い直しました。生き残りの為成果主義システムを構築したいと思っていた矢先のことでもあり、先生にそのことをお話しし、ご指導をお願いすることになりました。
私の先生へのお願いは、「幹部社員と懇談しながらシステムを造りあげてほしい。私が話の中に入ると社員は遠慮して思うことを存分話もできないだろうし、不満も言えなくなる。社員みんなと一緒に造っていただくリーダーとして社員教育を兼ねてシステムを構築して欲しい。話し合うことことが最大の目的です」とはっきり言いました。
直ちに了解をいただき、評価基準なりシステムを作っていただきましたが、自分が実際にご指導を仰ぐことになり、先生がいかに勉強しているかが良く解りました。私は改めてミーコッシュを読みました。先生色々とお世話になりました。今後共宜しくお付合いの程よろしくお願いいたします。
●ITミ−コッシュ革命実践の成果
デフレ経済の押し寄せる波に同社も少なからず影響を受け、人件費の固定費化と売上の減少ととともに損益分岐点を押し上げる結果となった。
そこで人件費の変動費化を実現するため、ITをつかったデフレ経済対応型の業績給を導入し賞与の支給配分の透明化・公正化を図った。
IT活用により、@意思決定が迅速化し、A従業員の情報活用能力が向上した
●企業概要
 所在地:徳島市南二軒屋町2-1-10
 業態:システム・事務機器販売
 年商:50億円