株式会社 草加葵  安達 宣秀社長(菓子製造・卸・小売チェーン)
 e社会化で企業がどう変わるかと考えた場合、今までは顧客が持つ情報が少なかったわけです。その中で、できるだけ狭いところへ顧客を囲い込み、そこへ向けて勘で大量生産していくのが、我々多くの企業の動きでした。それに対して目の前にきているe社会は、逆に情報過多の時代です。企業の側も顧客を囲い込むというより、分析する時代になり、少量多種生産型へ変わらざるを得ません。私どもでは前回のシステム構築の時も小林先生にお願いしたわけですが、それから約10年の歳月が経過してしまいました。  
 そして久しぶりに小林先生とお会いし、先生のECR理論をお聞かせいただき、これからの21世紀はこれだと確信を持ちました。世情は大店法の規制緩和から立地法の施行へと移り、質の違った競争が新たに展開していきます。
 これからは、小林先生の構築したシステムに則り効率的な品揃え、効率的な商品補充、効率的な在庫管理を目指し、売れ行きに応じた生産、販売をベンダーさんに必要データを開示しながら努力していく所存です。
●ITミ−コッシュ革命実践の成果
経営環境の変化に対応した経営革命とIT活用により、効率的な経営基盤の確立で経常利益10.9倍(平成12年実践)の利益改善
●企業概要
 所在地:埼玉県八潮市
 業態:草加煎餅、あられ、人形焼き、和菓子、和風チルドデザート菓子製造・卸・小売
 年商:17億5000万円(平成11年度)
 資本金:1000万円
 従業員:136人
 TEL:048-996-3711